水晶は、石英が自然結晶した状態のこと。つまり水晶と石英は全く同じ鉱物です。自然状態で結晶化したものを水晶と呼び、結晶化していないものは石英と区別されます。
自然に結晶化した水晶は希少性が高く、高額で取引されます。価格の安い水晶はいわゆる人工水晶で、石英を原料に人工的に結晶化させて作られます。こうした水晶は主に装飾品などに使用されるほか、通信機器に用いられる水晶デバイスとして加工されます。
また、水晶はクォーツ時計にも用いられています。電圧が加わると表面に伸びや縮みといったごくわずかな変形(逆電圧効果)が起こるのが水晶の特徴。この性質を用いることで、クォーツ時計は正確な時間を刻めるのです。
水晶そのものを研磨する場合、数珠などの装飾品や室内に飾るオブジェが代表的です。
また、薄い板状に切断し鏡面研磨を行い、水晶デバイスとして作られることも。カメラのフィルタやスマホなどの通信機器、オーディオ機器といった幅広い製品に必要とされる部品です。
水晶は一定の方向からの力に弱く、研磨の途中で割れてしまう恐れがあります。研磨においてはダイヤモンドを含んだ研磨剤や専門の研磨機が必要であり、さらに研磨を行う側にも高い技術が要求されます。
当サイトに掲載している研磨会社会社122社の中から、公式サイト上で水晶製品への対応を明記している会社を紹介しています。(2021年8月調査時点)
石英ガラスや光学ガラス、半導体素子の研磨・加工を行う株式会社アトック。創業以来50年以上にわたり培ってきたノウハウをもとに、超精密な加工を実現。半導体の材料となる水晶やサファイアの加工実績も豊富にあり、「磨く・削る・切る・接合する」どれをとっても満足度の高い仕上がりを提供しています。アトックスの取り扱うものはすべて受注生産しており、設計・開発の段階から要望に沿った提案をしてくれるのも心強いポイントです。
安心して任せられる
研磨会社3選
三陽工業
対応領域
計8
ISO取得
主な取引先
川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ
大堀研磨工業所
対応領域
計5
ISO取得
主な取引先
オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業
東京ステンレス研磨興業
※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php)