こちらでは、ロータリー研磨について説明しています。ロータリー研磨の特徴をはじめ、メリット・デメリットについても解説しています。
ロータリー研削盤を利用してワークに研磨を施していく方法です。定盤はマグネットでできており、ワークを乗せるための定盤自体が回転するのが大きな特徴です。ロータリー研削盤の性質上、大量のウエハ・基板・プレートなどといったワークに研磨をかける際によく用いられます。
ロータリー研磨には、大きくわけて3つのメリットがあります。面積の広いワークに対応できること、ワークをきれいに仕上げられること、そして大量のワークの研磨をスピーディーにこなせることです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
2つ目のメリットは、きれいな仕上がりを実現できる点です。ロータリー研磨は精度の高い面相度、つまり高精度加工ができる研磨方法だといえます。そのため、外観のよさが重視される商品にも適しているでしょう。レジン・メタルの各粒度からワークに適した面相度をチョイスすれば、思い通りの仕上がりを実現可能です。
また、研磨会社によっては、熱処理を行わずワークを美しく仕上げてくれる場合もあります。熱処理無しで傷のない外観にしたいときには、一度相談してみるとよいでしょう。
3つ目のメリットは、複数のワークを同時に加工できる点です。ワークを複数設置できるのがポイント。そのため、ワークのサイズ次第では、数百個ものワークを同時に研磨加工できる場合もあります。面積の広い大量のワークに平面研削をスピーディーに施したいときに適した研磨方法でしょう。またワークの大きさによっては、数十個のワークを同時に加工するため品質が安定しているのも大きなメリットです。
ロータリー研磨のみにあてはまるデメリットではありませんが、加工が可能なワークの素材やサイズ、重さなどには制限があります。研磨会社の設備や状況などにより、その上限には幅があるので、ロータリー研磨の依頼を検討している場合には、あらかじめ問い合わせておくとよいでしょう。
安心して任せられる
研磨会社3選
三陽工業
対応領域
計8
ISO取得
主な取引先
川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ
大堀研磨工業所
対応領域
計5
ISO取得
主な取引先
オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業
東京ステンレス研磨興業
※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php)