本ページでは金型の研磨について取り上げ、特徴や依頼できる研磨会社などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。
金型に対応、ISO9001認定を取得している研磨会社を紹介しています。(2021年8月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)
三陽工業
最中金型の仕上げ研磨の実績を持つ三陽工業。川崎重工業や日産自動車など大手の取引先も年々増えていっています。
対応領域:10
金型、自動車部品、バイク部品、タービンブレード、ロボット部品、半導体、医療機器、航空機器、食品機器部品、刃
自動車部品などに使われるプラスチック金型や鋳造金型の研磨実績がある小林研磨工業。アクリル、セラミックス、ゴム素材の研磨にも柔軟に対応。
加藤研磨製作所が自信を持っているのは、50年以上にわたって築き上げた研磨加工技術。設備もそれに見合った充実のラインナップです。
ステンレス研磨加工をメインに行なう栄進工業所。希望に合わせて、出張研磨サービスを行なっています。
研磨会社全般に言えるのは、どの会社も得意・不得意、専門・専門外があること。例えば、平面研磨の設備で運営していれば、筒状や複雑な形状の研磨はできません。それなりの精度を求められる平面研磨は対応できない会社が大半で、製品の形状によって会社を選ぶことが基本です。
会社によっては公式HPに保有設備を公開していることが多いので、それらを参考にして依頼先を絞るのも有効な手段のひとつでしょう。
素材表面の状態によっても工数(作業時間)が異なり、製品によっては図面だけでは金額を出しにくいこともしばしば。実際に対象製品を確認してもらってから話を進める方が無難です。
納期について言えば、依頼主の納期相談に耳を傾けず一方的に納期を決めてしまう会社は避けたほうがベター。納期の相談ができないと、品質に関しての追加や変更にも対応してくれない場合があるからです。
お客様の立場に立って研磨を考えない会社に、良い仕事はできないでしょう。
製造業の方にはいささか釈迦に説法ですが、プラスチック類やゴム類、さらには金属も含め、鋳造で製造される商品にとって、金型はその出来栄えや見栄えを大きく左右します。また成形面はもちろんのこと、外枠部分の精度が不十分では、余計なバリ取りなどの作業が増え、生産効率の低下も招いてしまいます。
それゆえに、金型の研磨には、高い技術が求められます。例えば製品の角の丸みをどの程度の精度で研磨できるのか、金型の凹凸に対応できる研磨機器を有しているのか。あるいは研磨をすべて手作業で行なうのか。そうした要素を鑑みながら、最適な業者選びをすることが重要になってきます。
金型に限らずあらゆる部材で言えることですが、研磨の料金はそれこそピンからキリまで。依頼する業者によっても、金型の形状や材質によっても、さらにはどの位の精度を望むかによっても変わってきます。
例えば「抜き金型を低価格で研磨」とアピールしている業者では、1つあたり1,000円~4,000円という金額を提示しています。ただしこれは、あくまでこの業者の抜き金型の場合の一例です。繰り返しになりますが、金型研磨の料金相場は、あってないようなもの。重要なのは、その業者の研磨の仕上がりが、その料金に見合うかどうかです。
安心して任せられる
研磨会社3選
三陽工業
対応領域
計8
ISO取得
主な取引先
川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ
大堀研磨工業所
対応領域
計5
ISO取得
主な取引先
オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業
東京ステンレス研磨興業
※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php)