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宇宙産業に活用される研磨加工技術

ロケットや人工衛星などを扱う宇宙産業は、安全かつ結果を出すことを目的に超高精度の部品で構成されています。精度を高めるためには、部品一つひとつへの研磨加工が欠かせません。ここでは、実際に宇宙産業に活用された研磨加工技術について紹介します。

研磨加工技術が宇宙産業に活用された事例

ここからは、研磨加工技術が宇宙産業に活用された実際の事例をみていきましょう。

株式会社ティ・ディ・シーの事例

株式会社ティ・ディ・シーでは、NASAが地球に似た星を探して観測を続けている「バルーンプロジェクト」に参加しました。

会社で製作した精密部品がプロジェクトに使用されたほか、JAXAの「はやぶさ2」のサンプルキャッチャーには超精密加工を施すなど着実な実績を積み重ねています。

2024年にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が予定している火星衛星探査計画・MMXプロジェクトへの参加も決まっています。

内田精研有限会社の事例

内田精研有限会社では、日本の基幹ロケットであるH2A,Bロケットのエンジン部品加工に携わるなど、部品づくりを中心に宇宙品質の加工技術を磨き上げています。

宇宙産業に活用される研磨加工技術を提供する会社

宇宙産業に活用されている研磨加工技術を提供する3社について、それぞれチェックしていきましょう。

株式会社ティ・ディ・シー

株式会社ティ・ディ・シーは電子部品製造と加工業を行う会社です。超精密加工技術を使い、ロケットエンジン研究のための超精密ベアリングボール・はやぶさ2におけるサンプル回収容器内面部分の表面状態改善など、航空宇宙産業に使用する部品を製作・改善しています。

加工業を中心に創業以来ノウハウを積み上げ、鏡面加工技術はナノレベルでの精密加工に対応。高い精度と品質が求められる航空宇宙分野の領域で活躍しており、「一点もの」の依頼にも応え続けています。

内田精研有限会社

内田精研有限会社は、研削加工を専業とするものづくりの会社です。工作機械から金型部品まで、さまざまな対象物への研削加工を行っています。

多種多様な形状に対応する研削盤、レーザマーカなどの設備を保有し、F1マシン部品や人工関節など精度が要求されるものづくりを見据えて製作に取り組んでいます。

1982年に創業し、従来のアルミ鋳造業から精密加工業へと事業を移したことに始まり、日々移り変わるニーズに対応しながら技術力の向上を図ってきました。精巧であるだけではなく、「宇宙品質」を追求したものづくりを心掛けています。

安心して任せられる

研磨会社3選

  • 三陽工業

    対応領域

    8

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ

    実績を
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  • 大堀研磨工業所

    対応領域

    5

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業

    実績を
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  • 東京ステンレス研磨興業

    対応領域

    4

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    公式サイトに記載なし

    実績を
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※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php

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