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バフ研磨とは

バフ研磨

ここでは金属部品の表面処理加工に欠かせない技術、バフ研磨について詳しく解説しています。

バフ研磨とは

バフ研磨とは、ステンレス容器を始め、金属表面の凹凸を磨き上げ滑らかに仕上げる研磨方法の一種です。バフには磨いて輝かせるという意味があり、このバフを機械に取り付けたものをバフ機と呼びます。

バフ研磨の歴史はとても長く、物理的な研磨方法としては古くから用いられているものです。方法としては、バフホイールを回転モーター機に取り付けて回転させ、研磨剤を塗布しながら対象物に押し当てて研磨していきます。

バフ研磨はグレードごとに数字で区別されており、数字が大きくなるほどグレードが高いことを意味します。また単に磨くだけでなく、バリや傷の除去、表面の平滑度の向上も行うことができるバフ研磨は、部品の表面処理加工に欠かせない技術となっています。

バフ研磨の特徴

金属研磨を行う工程は大きく分けて4つ。それぞれ粗削り、中間仕上げ、仕上げ、バフ研磨です。いわばバフ研磨は鏡面仕上げを行うための最終工程といえます。

最終工程といっても、目的とする表面粗さによって仕上がりは異なり、それに合わせてバフ研磨で使用する種類や研磨剤も細かく変わります。ここで、それぞれの種類ごとの特徴を解説します。

バフの種類

バフ研磨に使用する研磨剤の主な種類

バフ研磨の表面処理

粗研磨

凹凸や傷が目立つ金属表面をある程度整える工程です。エメリーバフのような細粒度のバフを使用する場合、トリポリを使って目つぶしをしておくのが一般的。表面粗さに関しては、2㎛Rz以下に仕上げることで、次の中研磨につなげられます。

中研磨

粗研磨後の金属表面を、サイザルバフや綿バフで整える工程です。表面粗さは0.3~0.6㎛Rz。ステンレスや鉄鋼を研磨する場合はサイザルバフ、黄銅やアルミニウムを研磨する場合は綿バフを使用。研磨後はやや光沢が現れるので、鏡面仕上げをしない場合はこの工程で最終仕上げとなります。メッキ加工製品やステンレスの場合、#400のバフ研磨がこの中研磨に分類されます。

仕上げ研磨

準鏡面仕上げと呼ばれ、表面粗さを0.2㎛Rz以上にする工程です。主に#600~#800のバフ研磨が分類され、使用する研磨剤は酸化クロム系やアルミナ系など。材質や仕上げ品質によって選択する研磨剤が変わります。光沢の質やバフ傷の微妙な状態で評価が大きく変わるので、バフの材質や研磨剤選びは慎重に選ぶ必要があります。

鏡面仕上げ

仕上げ研磨後、#800のバフ研磨を用いて、金属表面を鏡のように磨き上げる研磨方法です。表面粗さは0.1㎛Rz以上。バフ目もなく景観がはっきり映り込むほど丹念に研磨します。見た目の美しさだけでなく、除菌性、洗浄性を高める目的でこの鏡面仕上げが行われます。

バフ研磨のメリット

バフ研磨を行うと加工物の表面の凸凹を減らすことができ、平滑化と光沢化が可能になります。加えて、溶接ビード、キズ、バリ、その他付着物の除去にも有効で、工作物の抵抗と摩擦を少なくして、見た目を綺麗に整えることができます。

さらに微細な加工を行うことにより、表面を美しく滑らかにするだけでなく、光の乱反射を抑制する効果も期待することができます。

バフ研磨のデメリット

バフ研磨のデメリットは、研磨処理で発生した微細な傷の隙間に、研磨剤が付着してしまうことです。

洗浄をすればある程度除去できますが、完全に除去することはできません。またミラー仕上げ等、高度な処理を行う場合は相当の技術が必要で、製品ごとにバラツキが発生する可能性があります。さらにバリ取りでは、押し付ける力と角度のズレにより、除去できる量が変化します。

バフ研磨に適応する材質と用途

バフ研磨できる材質の種類はとても多彩です。ステンレスではSUS303・SUS304(L)・ SUS316(L)SUS310S SUS329J4L、チタンはTi_2種・Ti_1種・Ti_JIS60種、アルミではA5052・A2014-T13・A2027・A3003、その他、ハステロイC-22・インコネルI-600・カーペンターC-20・低炭素鋼などに対応します。

バフ研磨の用途も幅広く、タンクや配管、装飾品や鉄道部品、半導体部品、真空チャンバー、メッキ、溶射、精密機械など、多岐に渡ります。

バフ研磨が得意な企業

三陽工業

「やったことのないことを、やってみよう」をスローガンに、金属研磨のさまざまな可能性を追及する会社です。オートバイ部品の研磨からスタートし、そこから20年のノウハウを蓄積。現在では建築用工具、ガスタービン、美容医療機器など、多岐にわたる研磨依頼に対応しています。

対応領域:10

バイク部品、自動車部品、タービンブレード、ロボット部品、医療機器、食品機器部品、航空機器、半導体、金型、刃

コジテック

バフ研磨によってヘアライン仕上げから鏡面仕上げまで対応するコジテック。機動力の高さとフットワークの軽さが強みであり、依頼があれば国内、国外からでも対応してくれます。個人向けのオリジナルリペアサービスやワークショップの開催など、精力的に活動している会社です。

対応領域:6

飲料水・医薬品用のタンク圧力容器、研究用・食品関係の真空チャンバー、大型車両、バイクのホイール、施設内設置物、社屋・一般家庭のリフレッシュサービス

有限会社 中央バフ製作所

「バフコンシェルジュ」を標榜する中央バフ製作所は、バフ研磨のほかバフの製造・販売まで手掛ける会社です。全国の研磨事業者と連携し、研磨に関するさまざまな悩みや問題に対応してくれます。

対応領域:公式サイトに記載なし

バフ研磨の特徴を覚えておこう

バフ研磨にはさまざまな特徴、メリット、デメリットがあります。これらをしっかりと押さえておき、活かすようにしましょう。

   

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