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研磨加工におけるビビリの原因と対策

本ページでは研磨会社選びの際に、研磨加工におけるビビリを避けたいと考えている方に向けて、ビビリの原因と発生を防ぐための対策法についてご紹介します。

研磨加工におけるビビリの原因

研磨加工においてビビリが発生するのは、次のようなことが原因だと考えられています。発生するビビリの状態ごとの原因を見ていきましょう。

研磨加工におけるビビリは、原因によりさまざまな形で発生します。ビビリの症状は他にもあるため、上記に当てはまらない場合もあるかもしれません。しかし一般的なビビリであればドレッシング不良が原因です。

また一定間隔でビビリが発生していた場合、研磨の機械が振動していることや、砥石の精度が低いこと、ブーリーがゆるんでいることなどが原因だと考えられますが、原因により発生するビビリの長さや幅は変わります。

研磨加工におけるビビリの対策

揺れを軽減する

研磨加工におけるビビリは、研磨会社の研削盤の揺れにより起こることも少なくありません。そのため揺れによるビビリが起こらないようにすることが有効な対策法とされています。

大型の研削盤では床と離した場所に設置する、通常の研削盤では基礎ボルトを調整して振動を軽減させるなどの対策を行っていれば、その研磨会社ではビビリが起こりにくいと言えるでしょう。

砥石を良い状態に保つ

砥石を常に良い状態に保つことも効果的なビビリ対策です。たとえば砥石のバランスを確認して直したり、ツルーイングをしたり、適切な粒度の砥石を使用したりすることでビビリは発生しにくくなります。また目詰まりや目つぶれを防ぐために、こまめにドレッシングを行うことも基本的な対策法です。

全般的に砥石の切れ味の悪さはビビリにつながるので、砥石の状態を常に良く保っている研磨会社であればビビリ対策が行われていると考えられます。また砥石の形によりビビリが起こることもあり、研磨会社選びの際には砥石による対策を行っているか確認しておくと安心でしょう。

砥層の幅を小さくする

砥層の幅を小さくすることは、円筒研削にて行われるビビリ対策法です。円筒研削でごく細い研削をする場合には、砥層の幅を小さくするとビビリが発生しにくくなるとされます。もし研磨会社に円筒研削を依頼したいと思われている、砥層の幅が影響することも知っておいてください。

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※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php

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