本ページではスクリューの研磨について取り上げ、特徴や依頼できる研磨会社などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。
スクリューに対応、ISO9001認定を取得している研磨会社を紹介しています。(2021年8月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)
バイク部品から始まり、ガスタービン、医療機器、食品機器、スクリューなど、さまざまなパーツの研磨を行なう三陽工業。水以外ならなんでも研磨ができるそう。優秀な研磨職人を多数抱えているため、特急対応も柔軟に対応できるのが強みです。
対応領域:10
スクリュー、自動車部品、バイク部品、タービンブレード、ロボット部品、半導体、医療機器、航空機器、食品機器部品、金型
研磨会社全般に言えるのは、どの会社も得意・不得意、専門・専門外があること。たとえば、平面研磨の設備で運営していれば、筒状や複雑な形状の研磨はできません。それなりの精度を求められる平面研磨は対応できない会社が大半で、製品の形状によって会社を選ぶことが基本です。
会社によっては公式HPに保有設備を公開していることが多いので、それらを参考にして依頼先を絞るのも有効な手段のひとつでしょう。
素材表面の状態によっても工数(作業時間)が異なり、製品によっては図面だけでは金額を出しにくいこともしばしば。実際に対象製品を確認してもらってから話を進める方が無難です。
納期について言えば、依頼主の納期相談に耳を傾けず一方的に納期を決めてしまう会社は避けたほうがベター。納期の相談ができないと、品質に関しての追加や変更にも対応してくれない場合があるからです。
お客様の立場に立って研磨を考えない会社に、良い仕事はできないでしょう。
スクリューと聞いて、一般の方が真っ先に思い浮かべるのは、船舶や船外機エンジンのスクリューではないかと思います。言うまでもなく、エンジンの動力でプロペラ状の羽を水中で回転させることで推進力を得るための部品ですね。研磨を必要とするスクリューのなかのひとつは、まさにこの船舶用のスクリューです。
一方、プラスチック製品などの製造業に携わっている方にとって、スクリューと言えば射出成形機のスクリューでしょう。流体の物質を、回転力によって流体の物質を移動させるスクリューの性質を利用して、熱を加え流体状になった製品材料を金型に流し込む際に用いられます。
さらに食品加工の工場などでは、ゲル状、ペースト状の原料を混ぜ合わせたり攪拌したりする機器にも、スクリューが用いられています。これも回転させることで流体の物質を移動させるスクリューの性質を利用した仕組みです。
以上の通り、スクリューにも色々種類がありますが、いずれの場合も、表面のざらつきや凹凸をなくしスムーズな働きをもたらすために、研磨は必須。加えて回転に関わるシャフトやベアリングなどの部品にも、研磨は大きな役割を果たします。
安心して任せられる
研磨会社3選
三陽工業
対応領域
計8
ISO取得
主な取引先
川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ
大堀研磨工業所
対応領域
計5
ISO取得
主な取引先
オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業
東京ステンレス研磨興業
※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php)