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バイク部品

本ページではバイク部品の研磨について取り上げ、特徴や依頼できる研磨会社などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。

バイク部品に対応する
おすすめの研磨会社

バイク部品に対応、ISO9001認定を取得している研磨会社を紹介しています。(2021年8月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/manufacturing/#manufacturing01

おすすめ研磨会社の詳細

三陽工業

オートバイから研磨をスタートした三陽工業は、大手のカワサキと20年以上にわたって取引があり、研磨の質に絶対の自信を持っています。研磨+塗装、研磨+クリア塗装、研磨+クロムメッキも対応。

対応領域:10

バイク部品、自動車部品、タービンブレード、ロボット部品、半導体、医療機器、航空機器、食品機器部品、金型、刃

三陽工業公式HP

バイク部品に対応する
その他の研磨会社

シケン

研磨加工装置の販売をベースに研磨の質を高めてきたシケン。バイクハンドルエンドの研磨実績があります。

シケン公式HP

研磨を必要とする
主なバイク部品

自動車と同様に、ベアリング、シム、クランクシャフト、フライホイールなどの摺動部品や回転部品、オイルラインの部品が挙げられます。それらに加え、バイクの場合は車以上に、外観的な美観を求められます。
マフラーではサイレンサー、テールパイプ、集合部、フロントパイプをほぼ全部位。また足回りではフロントフォークのインナーチューブ、アウターチューブ、リヤのスイングアーム。エンジンでもヘッドカバーやポイントカバー、ジェネレーターカバーなど多岐にわたります。

バイクのパーツ別
研磨方法

バイクパーツの研磨は具体的にどのように行うのでしょうか?バイク部位の中でも傷がつきやすいタンク・マフラー・クラッチカバーを例にご説明します。

タンク

研磨の手順
  1. 洗浄
  2. 研磨

1.洗浄

どのパーツにもいえることですが、研磨作業の前には必ず洗浄をしましょう。見た目には綺麗に見えるパーツも、目に見えないホコリが付着しています。洗浄せずに研磨してしまうと、ホコリによって余計に傷がついてしまう恐れがあるのです。

タンク部分を外した後、バイク用の洗浄剤か台所用の中性洗剤を使い、十分に洗い上げます。洗った後は綺麗なウェス(清掃用に使う布)を使い、余分な水分を取り除き、乾燥させます。

2.研磨

研磨作業では、専用のコンパウンドとポリッシャーを使用します。使用するポリッシャーは、カー用品に使われるものでOK。コンパウンドに書かれている使用量に注意しながら、均一に磨いていきましょう。

コンパウンドやポリッシャーでなかなか綺麗にならない場合は、水研ぎをするのもおすすめ。水研ぎとは、研ぐ部分を湿らせながら研磨をする作業のこと。サンドペーパーや耐水ペーパーを水に付けながら、手作業で磨いていきます。

ペーパーの番手は素材や傷の深さによって選ぶべき番手が変わりますが、研磨作業で傷つけてしまうのが心配な場合、細かい2,000番台から行うとよいでしょう。番手の細かいペーパーでもコンパウンドに比べれば粗い方ですから、使用すると効果的に磨くことができるのです。

水研ぎ後、再びコンパウンドとポリッシャーで磨けば、より綺麗に仕上げられます。磨いた後はコンパウンドの汚れや微細な削りカスを取り除くため、再び洗浄。十分に乾かせたらバイクに取り付けて、作業完了です。

マフラー

研磨の手順
  1. 洗浄
  2. 研磨
  3. 脱脂

1.洗浄

バイクからマフラーを取り外した後、余計なホコリや汚れを取り除くため、専用の洗車剤で綺麗に洗浄します。

洗浄後はウエスで水分を取りのぞき、十分に乾かしてから次の作業に入ります。

2.研磨

マフラーの研磨では、焦げ付きの改善か傷の修繕かで研磨方法は変わってきます。

焦げ付きを改善する場合、ステンレス製のマフラーならステンレス磨き用のコンパウンドと布を使い、手作業で磨きます。焦げがひどい場合は事前に耐水ペーパーで磨くとよいでしょう。チタン製マフラーの場合、研磨剤を使うと独特の風合いまで変えてしまうため、使用は避けましょう。研磨方法はサンドペーパーでの水研ぎ。最初は400番のペーパーで磨き、仕上げに800番で磨いていきましょう。ディスクグラインダーを所持していれば、バフ研磨によって綺麗に仕上げられます。

傷の研磨を行う場合、浅い傷なら電動サンダーの使用で簡単に消すことができます。深い傷の場合は、金やすりで削った後、研磨剤とグラインダーで磨きます。グラインダーで磨けない部分は、金やすりを使った手作業で対応しましょう。研磨をしても消えないほど深い傷だった場合、メタルパテを使って隠すほかありません。色がマッチしない場合、ペンで塗装しなおすと良いでしょう。

3.脱脂

研磨後は洗浄し、十分に乾かしてバイクに取り付けます。その後忘れずに行いたいのが脱脂。マフラーは油分が付着すると熱によって油分がついた箇所が焼きつき、変色しやすくなります。石油系のパーツクリーナーと綺麗な布を使い、素手で触れないように脱脂を行えば厄介な油分を綺麗に除去できるでしょう。

クラッチカバー

研磨の手順
  1. 洗浄
  2. クリア塗装はがし
  3. 研磨

1.洗浄

他のパーツ同様、研磨前に洗浄し、汚れやホコリを取り除きます。洗った後は十分に乾燥させ、次の工程に移ります。

2.クリア塗装はがし

細かい傷であればそのまま研磨の工程に移っても問題ありませんが、下地部分に劣化が見られる場合、クリア塗装を剥がして研磨する必要があります。

研磨する部分以外をマスキングし、専用の剥離剤を塗ることで、クリア塗装を剥がしていきましょう。

3.研磨

専用のコンパウンドとポリッシャーを使用して磨いていきます。ポリッシャーで磨けない部分は、サンドペーパーを使って手作業で磨きましょう。コンパウンドで磨いても消せない場合は、粗めのサンドペーパーか金やすりで磨きます。

研磨後は綺麗に洗浄し、十分に乾かした後取り付けましょう。

自力での研磨が
難しい場合は?

バイクの傷や腐食は個人でもある程度対応ができます。しかし、プロである研磨会社に依頼した場合に比べると、やはり輝きや仕上がりにどうしても違いが現れてしまいます。

傷や腐食が軽度である、または見た目がある程度改善すればよいなら個人で対応してもよいでしょう。傷や腐食が重度である、新品同様のレベルで研磨したいと考えているなら、プロの研磨会社に依頼しましょう

研磨にかかる時間や道具を買いそろえる費用も、個人で行うより負担が少なくなります。

バイク部品の
研磨料金目安

バイク部品に限らずすべての研磨で言えることですが、費用は業者によっても、依頼する部品の材質や形状によっても、ケースバイケースです。
エンジンのカバー類を例にとっても、ある業者では6,000円~、別の業者では3,500円~といった具合です。予算優先か、仕上がり品質優先かによって、選ぶべき業者は変わってきます。

バイク部品に対応する
研磨会社の見極め方

研磨完了後にそのまま製品として扱われるバイク部品は少なく、鍍金や塗装といった表面処理が施されるのが通常。そのため、メーカーの検査基準をクリアさせる高度な研磨技術と自社検査工程があるうえ、研磨の次工程である鍍金や塗装の外注先と密に情報共有と連携が取れている会社が最良でしょう。

また、製品の形状に左右されることなく、量産に対応する体制とシステムも不可欠。バイク部品に対する研磨会社の判断基準は、簡単に言えば大手メーカーの主要取引先の研磨会社であれば、さまざまな実績と試作にも取り組んでいるので、メーカーを問わず、しっかりと対応できるでしょう。

安心して任せられる

研磨会社3選

  • 三陽工業

    対応領域

    8

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    川崎重工業/三菱重工業/ダイハツ工業/日産自動車/ブリヂストン/三菱日立パワーシステムズ

    実績を
    公式HPで見る

  • 大堀研磨工業所

    対応領域

    5

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    オークマ/ヤマザキマザック/コマツNTC/川崎重工業/三菱重工業

    実績を
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  • 東京ステンレス研磨興業

    対応領域

    4

    自動車部品
    バイク商品
    航空部品
    医療機器
    食品機器
    産業ロボット
    建築資材
    翌日納品

    ISO取得

    取得あり 取得あり

    主な取引先

    公式サイトに記載なし

    実績を
    公式HPで見る

※ISO9001認定を取得、公式サイト上に研磨事例が掲載されている会社の中から、対応領域の種類が多い3社を選定(2021年6月調査時点)
※情報参照元:三陽工業(https://sanyou-ind.co.jp/company/)、大堀研磨工業所(http://www.ohorikenma.co.jp/quality.html)、東京ステンレス研磨興業(http://www.tskenma.com/company/history.php

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