こちらでは、ディスク研磨について、特徴やメリット・デメリットを紹介しています。
ディスク研磨とは、その名のとおりDVDやCDなどのディスクの表面を研磨することです。
ディスクの表面についている傷に研磨をかけることで、表面を平らにしていきます。傷が原因となって再生できなくなってしまったディスクを、再生可能な状態にするのが目的です。
ただ、浅い傷であれば修復が可能な場合もあるのですが、一定以上の深さがある傷では、なかなか修復は難しいのが実状です。
通常ディスクを読み込む際は、「ピックアップレンズ」というレンズを通じ、光を照射することでディスク内の情報を読み取っています。そのため正常にデータを読み込むには、表面が無傷の状態でなくてはなりません。傷があるとどうしても照射される光にゆがみが生じるため、正確な読み取りができなくなってしまう場合があるのです。
そのため、ディスクの傷を研磨によって平らにするのは「傷を消すこと」を目的としてはいません。「照射される光がゆがんだり曲がったりしない状態にもどすこと」、つまりディスクが正常に機能するよう、修復することを目的としているのです。
ディスク研磨には音楽CDやCD-ROM、DVDのほか、さまざまなタイプのディスクを修復できる可能性があるでしょう。音が飛んだり画像が乱れたりする場合でも、ディスク研磨によって修復できる場合があります。
しかし、傷の深さによっては修復が難しい場合も。たとえばディスク表面にできてしまった傷が一定以上の深さに達している場合は、データ自体が破損している可能性が高いため、研磨しても修復は難しいでしょう。
また、一般的には専門家にディスク研磨を相談するほうが推奨されますが、コンパウンドトライアルセットを使って自分で研磨する方法もあります。しかし研磨のし過ぎや、低品質の材料で研磨することで、さらに状態を悪化させてしまうリスクがあることも頭に入れておく必要があるでしょう。
繰り返しになってしまいますが、傷の深さによっては専門家に研磨の修復を依頼しても、修復が不可能なケースもあります。あるいは、目に見えないような小さな傷であったとしても、ディスクが正常に機能しなくなった理由が他にある可能性を考慮すると、必ずしも元通りになるとは限らないようです。
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