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ステンレス

本ページではステンレスについて取り上げ、素材としての特徴や研磨に必要とされる技術などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。

ステンレス製品に対応できる研磨会社

三陽工業

オートバイ大手のカワサキや発電用ガスタービンなどの実績多数。品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001も取得しています。

東洋ステンレス研磨工業

「mako」というブランド名で「美しい金属」を実現すると訴求。第5回「ものづくり日本」大賞の優秀賞を受賞した実績を誇ります。

新光ステンレス研磨

社名の通りステンレスはもちろん、アルミなども得意としている専門業者。一般的な研磨から鏡面仕上げまで可能としています。

東京ステンレス研磨興業

ステンレス研磨の専門会社として60年という歴史を持つ老舗。工業製品はもちろん、アート作品も守備範囲としています。

日興研磨工業所

バフ研磨を得意としており、また材料発注から機械加工、研磨までをワンストップで依頼できるというのが大きな特色。

前山研磨工業

個人の依頼にも対応しており、バイクや店舗用品などの実績もあり。ミラー研磨、ヘアライン研磨、バイブレーション研磨に対応可能。

大堀研磨工業

“ISO9001”ならびに“JISQ9001”を取得済み。航空機を筆頭に、ロボットや医療機器などの部品研磨を得意としています。

ミクロン工業

ステンレスの鏡面研磨を得意としており、また熟練職人により特殊形状や複雑な接合部の加工なども対応可能としています。

KANO PRECISION

創業半世紀以上の歴史を持ち、平面研磨を得意としています。ステンレスはもちろん、チタン研磨にも対応しています。

東陽理化学株式会社

電解研磨や酸洗処理、化学研磨や不動態化といった金属表面処理のスペシャリスト。環境マネジメントシステム“ISO14001”を取得済み。

双葉ステンレス工業

研磨はもとより、レーザー加工や曲げ、溶接なども行うステンレスのスペシャリスト。流通システムも自社で整えています。

太華工業

ステンレス素材の選定から研磨加工、表面処理まで幅広く対応。極薄のステンレス箔を鏡面研磨にする技術を誇っています。

小林研磨工業

「手作業の研磨でないとできない仕事がある」とし、手作業での樹脂研 磨にも対応。もちろんベルト研磨やバフ研磨も請け負っています。

加藤研磨製作所

研削加工を得意としており、とくに円形や楕円形などの部品加工に定評があります。研磨においてもミクロン単位の精度を実現しているとのこと。

トーケン

自社を「バフ研磨から始まった会社」としており、ステンレスを筆頭にアルミ、亜鉛、真鍮、鉄など幅広い部材に対応可能。

栄進工業所

ステンレス研磨加工を専門としており、部品の大小を問わず、また研磨が困難とされる凸状の部品などにも対応可能。

長峰金属工業所

昭和26年創業という老舗。ステンレス、アルミ、真鍮、鉄に対応しており、さらには依頼者のもとへの出張補修も対応。

畑下研磨工業

創業以来40年以上、「研削・研磨一筋」を大きくアピール。ステンレスはもちろん鉄、タングステン、チタン、モリブデンなどに対応。

超精密大明

幅2,500×長さ4,000mmの大型部品から手のひらサイズの小物部品まで対応。ステンレスやアルミはもちろんカーボンやセラミックスも対応可能。

シケン

集塵装置や研磨機の製造を手がけながら、研磨加工のサービスも提供。研磨装置メーカーだからできる品質をアピールしています。

ステンレス製品の研磨会社の選び方

ステンレス研磨の仕上げには段階的な番手が定められており、その基準は製品取り扱いメーカーや会社によって多少の誤差はあるものの、代表的に大きく分けて#240、#320、#400、#600(No.7)、#800(No.8)、ヘアーライン。この仕上げの基準を明確に理解し、区別して研磨できる会社選びは必須となります。

ステンレス製品にはTig溶接がされている場合が多く、研磨作業ではその溶接部を滑らかに形状を整え、製品母材の一部であるかのような外観が求められます。その場合はバフ研磨の前工程としてビードカット(余分な溶接部な削除)が必要となり、さまざまな形状の砥石で研磨をするバフ研磨とは異なった高度な技術が要求されることを把握しておきましょう。

上記の項目を持ち合わせているかとともに見逃せないのは、多種多様な製品に対応する設備が整っているかどうか。加えて、溶接不良があった場合を考えてTig溶接に対応できる研磨会社であればなお良いでしょう。これらは実際に工場を見学しないと確認できないため、依頼の前にHPや電話、メールで確認することをおすすめします。

実は鉄よりも難易度の高い、ステンレスの研磨

ステンレスの研磨が難しいのは、鉄以上の「硬度」と「靭性」(じんせい)を持っているからです。

鉄に比べて硬い素材なので、研磨をする工作機械には鉄以上の力が要求されます。しかしここで問題となるのが「靭性」。

靭性とは金属の粘り強さとも表現され、靭性の高い金属ほど衝撃を受けても割れにくい金属となります。研磨においてはこの靭性が高いと素材が熱を持ちやすく、研磨の最中に素材が焼ける、歪むなどの問題が起こりやすくなるのです。

一般的な研磨の方法は?

ステンレスの代表的な研磨方法は、バフ研磨・電解研磨・化学研磨の3つ。それぞれの特徴は以下の通りです。

バフ研磨

バフ研磨は、綿やフェルトなどで作られた円形の布を機械に取り付け、高速回転させることで、金属の表面を磨く研磨方法です。

バフにはそれぞれ「#~番」、という風に番号が割り振られており、番号が少ないものほど傷や錆を取り除く力に優れており、逆に番号が高くなるにつれ表面を綺麗に整える力に優れています。一般的には数字の低いバフで傷や錆を落とし、その後に数字の高いバフで磨き、鏡のように美しい見た目に仕上げます。

電解研磨

研磨溶液の中に電流を流し、表面を研磨する方法です。

金属の種類に応じた研磨溶液を用意し、電流を流すと金属の表面が解け、金属表面が滑らかで光沢のある状態となります。このような現象を応用したのが電解研磨なのです。

ステンレスにおいては研磨による焼けや変形が起こりにくいため、SUS304やSUS316 などのステンレス素材の研磨方法としてよく使用されます。

化学研磨

特殊な溶液に金属素材を浸し、化学反応を起こすことで表面を滑らかで光沢のある状態にする方法です。電解研磨に似ていますが、使用される溶液や電流の不使用といった違いがあります。

複雑な形状のステンレス素材の洗浄・スケール除去などの目的で用いられます。

それぞれの研磨方法の特徴は?

バフ研磨が難しいステンレスは、一見して電解研磨や化学研磨のほうが有利と思えます。しかし、電解研磨は電極設計を間違えるとムラや曇りが発生し、化学研磨の場合は溶液の補充による細かな濃度調整が必要となります。廃液処理や発生するガスの処理も問題となるため、一概にバフ研磨が劣っているとはいえません。

ステンレスの形状が単純、または大型のバリ取りを目的とする場合はバフ研磨を、複雑な形状をしているステンレスの場合は電解研磨や化学研磨を選びましょう。研磨会社によって得意とする研磨方法は異なるので、依頼する素材に合わせ、適した会社を選びましょう。

研磨を難しくする酸化被膜

ステンレスと言えば「錆びない金属」として知られますが、錆が現れにくい秘密は表面を覆う酸化被膜(さんかひまく)にあります。

酸化被膜とは、クロムが酸素と結合してできた薄い保護膜のようなもの。そもそもステンレスは鉄やクロム、ニッケルなどを混ぜた合金です。空気に触れることでステンレス中のクロムが酸化し数ナノメートルの薄い膜が形成。この膜がステンレスを錆から守ってくれるのです。

ステンレス用品を使用する側にとってはありがたい性質ですが、研磨をする側には厄介な性質になります。この保護膜は研磨をする際も表面を守るため研磨がしづらく、さらに加工によって金属が硬化する「加工硬化」が現れるため、時間をかけるほど研磨が難しくなるでしょう。

研磨会社では、酸化被膜を剥がしたあと、時間を掛けず素早く研磨を行うことで対処しています。

ステンレスの表面処理・仕上げの種類

研磨を始め、ステンレスには多くの表面処理方法が存在します。表面を鏡のように滑らかに整える「鏡面研磨」のほか、美しい縞模様のようなスクラッチ線を残す「ヘアライン加工」、梨の表面のような細かな凹凸をつける「ブラスト加工」など、処理によって審美性や機能性を上げられます。

主なステンレスの表面処理方法

すでに何らかの表面処理がされたステンレスを研磨する場合、それに合わせて砥石の粒度や砥石自体の種類の選定を行う必要があります。個人で行うのが難しい場合、研磨会社に依頼することをおすすめします。

ステンレスの種類や研磨材による違い

ステンレスは、含まれている金属によって性質が変化します。クロムが添加されれば錆に強くなり、ニッケルが添加されれば耐食性が向上します。

しかし、性質が異なると研磨方法も変える必要があり、研磨に関する知識や技術のない人だと思ったような仕上がりにならない場合もあるのです。

現在JIS規格によってステンレスや研磨材は細かく分類されており、それぞれの特徴に合わせて選択することができます。研磨会社はこのJIS規格に合わせて研磨を行いますが、会社ごとに職人の技術力や使用する機器・研磨材が違うため、仕上がりに微妙な差が生まれる場合も。

研磨会社を選ぶ場合は、得意とする研磨方法やステンレスの種類を事前に訊いておくと良いでしょう。

研磨を要する主なステンレス製品

自動車やオートバイの部品では多数。マフラーなどが代表格となっています。また発電所のガスタービンブレードなど大規模施設に使われる部品や、工場の生産ラインに使われる部品、産業機械の部品や船舶部品、漁業用の器具、さらには工具類や刃物類、医療器具など、実にさまざまな分野の製品に及んでいます。

   

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