関西鋼業は1938年に創業し、加工事業部、機械事業部、刃物事業部の3つの事業を展開している会社です。コストや精度に優れた関西鋼業のカッティング技術や研磨技術を活かし、IC関連部品カッターやシリコンの研磨関連分野に力を入れています。
ここでは、関西鋼業の特徴をはじめ、対応できる研磨領域や研磨実績、口コミ評判などを調べてまとめてみました。
職人による手作業と機械での研磨加工に対応
関西鋼業では研磨の加工法として、平面研磨を採用しています。たとえば超高精密カッタープレートの製造工程では、内径研削盤を用いて製品の穴径と外径を研磨加工したあと、熟練の職人による手作業、または高精度平面研削盤による平面研磨加工を実施。この際、厚みが公差±5ミクロンになるように仕上げていきます。
手作業での平面研磨加工は、熟練の職人でも良品は5枚に1枚程度と、かなりの技術力を要することが特徴。関西鋼業では熟練の職人の技術力だけに頼らず、研磨機を充実させて新しい技術を取り入れながら、品質の向上や生産力の増加につなげています。
高精度の研磨設備の導入で質の向上と短縮化を実現
関西鋼業ではロータリー研磨機や万能研削盤など25台の研磨機を設置しており、そのなかでも注目なのが2017年10月に導入された高精度平面研削盤。この高精度の研磨設備の導入によって、経験が少ない若い技術者でも簡単な操作で厚み公差±5ミクロンの精度に仕上げることが可能に。一般的に、熟練の職人でも良品に仕上げられるのが5枚に1枚というところ、高精度平面研削盤ならすべての数で厚み公差±5ミクロン仕上げを実現できることが特徴です。
研磨加工のクオリティが上がっただけでなく、研磨作業時間が2分の1以下に短縮されたことで、作業の効率化アップや早期納品を可能にしています。
オリジナルの自動デジタル厚み測定器を導入
最後の工程となる検査に使う機器として、2017年10月に自社オリジナルの自動デジタル厚み測定器を導入。これまでの手作業での検査の場合、測定作業者の経験の度合によって測定値にバラつきが出やすく、対応できる作業者が限定されるデメリットがありました。
自動デジタル厚み測定器であれば、専門的な知識や経験がない作業者であっても、瞬時にサブミクロン(1万分の1ミリ)の数値を測定できます。また、測定データはデジタル化し、CSV形式などにまとめてデジタル検査表を発行することも可能。自動デジタル厚み測定器の導入によって、検査時間の短縮化と検査精度の向上を実現しています。
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SKH51(モリブデン系高速度工具鋼鋼材)、SKD11、SKS2、SKS5(合金工具鋼材)、SUS440C(ステンレス鋼材)、SS材(一般構造用圧延鋼材)の平面研磨加工に対応しており、受け入れ可能な寸法は60~1800φまでです。
公式HP上に記載はありませんでした。
口コミは見つかりませんでした。
所在地 | 兵庫県尼崎市東海岸町1-54 |
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設立 | 1938年8月 |
事業所 | 記載なし |
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