本ページでは樹脂について取り上げ、素材としての特徴や研磨に必要とされる技術などを取りまとめて紹介していきたいと思います。
樹脂とは本来、植物などから抽出される物質で天然ゴムなどが代表格ですが、工業製品の世界では、人為的に製造された合成樹脂を意味するのが一般的となっています。
なかでも一般的に馴染み深いのはプラスチック類です。また軽量で強度の強いドライカーボンも正式には「炭素繊維強化プラスチック」といい、プラスチックとカーボンの合成樹脂になります。
その他にもアクリルやポリカーボネートなどの素材も、工業製品として用いられることが多くなっています。それら合成樹脂製品の中でも、研磨を要する部品としては、以下のようなものが挙げられます。
自動車やオートバイ部品の場合は、ヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーレンズなどの灯火類が代表格。
またカスタムパーツとして人気のドライカーボン製サイレンサーも多くなっています。さらには高性能なレーシングマシンの外装パーツにもドライカーボンが用いられています。
装飾品ではブローチやピアスなどに樹脂が使われており、医療器具もアクリル、ポリカーボネートなどが多数使用されています。また航空自衛隊の戦闘機のコックピットを覆う透明な風防もポリカーボネート製です。
オートバイ大手のカワサキや発電用ガスタービンなどの実績が多数。品質マネジメントシステムの国際規格 “ISO9001”取得しています。金属類はもちろんのこと「液体状でない部材ならどんなものでも研磨可能」としており、樹脂類も幅広く請け負っています。
「手作業の研磨でないとできない仕事がある」とし、手作業での樹脂研磨にも対応。とりわけ樹脂類のなかでも研磨が難しいとされるポリカーボネートを透明な状態に研磨できることを大きくアピールしています。もちろんベルト研磨やバフ研磨で金属類も請け負っています。
幅2,500×長さ4,000mmの大型部品から手のひらサイズの小物部品まで対応。ステンレスやアルミはもちろんのこと、樹脂であるカーボン類、さらにはセラミックスも対応可能としています。
中央バフ製作所は「バフコンシェルジュ」というサービスのもと、バフ研磨に関する業務を担っています。バフメーカーとして培った技術をもとにした、研磨加工も得意です。それぞれの研磨技術のメリットを総合的に判断し、顧客のニーズに適したものを組み合わせて提供してくれます。
量産に対応しており、磨くものに合わせてバレル研磨の種類も使い分けてくれます。もちろん小ロットの要望や緊急事案にも柔軟に対応できるなど、対応力の高い企業です。
2010年に設立した企業で、研磨業界の中では比較的新しい企業です。しかし新しいと言ってもベルト研磨やバフ研磨など幅広く対応可能です。また繊細な技術が求められる樹脂研磨も手掛けており、様々なニーズに応えられる企業といえます。
たとえば樹脂成型品に不良部位がないか否かを検品し、もしも不良部位が見つかった場合には高度な研磨技術によって高品質な製品に仕上げることにも対応しています。また1.5tトラックも保有しているため自社配送で納品することも可能です。
湯本電機はプラスチック製品や樹脂製品の加工をメインで携わっている会社です。大きな特徴と言えば、対応の早さ。依頼を受けてから見積もり作成まで最短で2時間なので、急な案件であっても迅速に対応してくれるでしょう。
また見積もりだけでなく、短納期にもできる限り対応しているのも魅力的なところでしょう。東京と大阪に会社を構えていますが日本全国からの依頼にも対応しており、高品質な製品をできる限りスピーディーに届けてくれます。
1968年に広島で創業し、今では広島だけでなく滋賀や愛知にも工場を構えている会社です。「心・技・体ともに一級品を創る」ことを目指しており、一級品の製品を創り出すだけでなく、職人としても一流の専門家になるように育成にも力をいれています。
そのため若い職人も多く平均年齢も2019年6月時点で33歳とのこと。若い層ならではの柔軟な発想力によって、一層会社としてのステップも向上しているようです。
>当サイトでは「研磨会社」とGoogle検索してヒットした研磨加工会社42社(2023年8月21日調査時点)の中から、研磨に関する特許を取得している企業を対応できる素材別に3社を選出しています。