創業1916年(大正5年)と老舗の研磨会社です。研磨技術を始め、各種めっき処理やコーティング技術など多種多様な加工処理を得意としているほか、それぞれの加工処理をミックスした新しい技術の開発にも取り組んでいます。
様々な精密加工処理を組み合わせた「超鏡面研磨」
野村鍍金は表面処理・研磨・機械加工など、様々な加工処理を組み合わせて新しい技術を開発している研磨会社です。特に独自の材料欠陥部補修ノウハウを活かすことで、めっきの欠陥(ピット・ピンホール)の発生を抑えられるのが強み。特大の大型ロールでも無欠陥のRy0.05Sまで研磨する高品質な鏡面仕上げを可能としています。
特に、従来の研磨技術では困難とされていた溶射皮膜による、Ry0.1μm相当の「超鏡面ロール」の実現に成功しているのも特徴。野村鍍金ではこれらを駆使した溶射皮膜により、高い耐摩耗性と密度・密着力・平滑性を維持した状態での高品質な鏡面仕上げが可能です。
豊富な受賞歴に裏付けされた高い実力
野村鍍金は、加工技術・もの作りの両面において数々の賞を受賞してきた実績があります。特に輝かしい賞歴としては、2011年度開催の「SWTW(米IEEE半導体ウエハーテスト学会)」の最優秀「感銘賞」※1、厚生省による「卓越した技能者(現代の名工)」※2表彰などがあり、国内外から評価される実力を持つことが伺えます。
2020年には経産省「第8回ものづくり日本大賞」における「内閣総理大臣賞」※3を受賞、野村鍍金の技術は日本のトップからも認められる形となりました。
研究機関との提携による共同開発
新技術の開拓を目的として、様々な研究機関との提携による共同開発を行っています。特に大きな功績は、「高エネルギー加速器研究機構」の協力を仰ぎ、1982年から30年以上の長期間渡って共同研究を行った「超伝導加速器空洞(ニオブ製)」の電解研磨でしょう。
現在も、「大阪産業技術研究所」や「大阪府立大学」など多くの研究機関と共に、金属材料やめっき加工技術の研究・開発を進めています。
参照元:
※1 米IEEE半導体ウエハーテスト学会「2011 SWTW」Most Inspirational Presentation(https://www.swtest.org/swtw_library/2011proc/swtw2011.html)
※2 (PDF)厚生労働省「平成30年度 卓越した技能者」(https://www.mhlw.go.jp/content/11806001/000394636.pdf)
※3 (PDF)経済産業省「第8回 ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞(https://www.monodzukuri.meti.go.jp/backnumber/pdf/TheMonodzukurNipponGrandAward_8thwinners_j.pdf)
対応できる部品についての記載はありませんが、フィルム・ロールの研磨加工・製造に関する記載があります。以下、研磨加工に対応している製品の一部を抜き出しました。
野村鍍金では、フィルム・ロールの「超鏡面研磨」や「超鏡面溶射」、高精度研磨や熱間研磨などが可能です。また、手仕上げによる研磨は平面・金型研磨にも対応しています。
野村鍍金の口コミ・評判は見つかりませんでした。
所在地 | 大阪府大阪市西淀川区姫島5丁目12番20号 |
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設立 | 1942年11月12日 |
事業所 | 大阪工場(本社)、福山工場、鹿沼工場、神戸三田工場 |
>当サイトでは「研磨会社」とGoogle検索してヒットした研磨加工会社42社(2023年8月21日調査時点)の中から、研磨に関する特許を取得している企業を対応できる素材別に3社を選出しています。